目立たない優良企業はたくさん有る
知名度が高い企業が、必ずしも優良企業とは限らない
あなたは優良企業と聞いて、どんな会社を連想しますか?株式を上場している会社や、誰もが知っている大企業、コマーシャルをよく見かける企業などでしょうか?確かに、企業規模が大きければ経営基盤が盤石なイメージがありますし、テレビ等でよく見かける企業であれば、どの様な事業を行っているのか、世間にもある程度認知されています。しかし、これらの企業が全て優良企業かと言えば、そうとは言い切れません。
大手企業が大規模なリストラを行い、人員整理するのはもはや日常茶飯事ですし、上場企業でも倒産する事もあります。特にグローバル化が進み、目まぐるしく経済状況が変わる現代においては、小回りが効かない大きな会社は、時代に取り残されるリスクに晒されているのです。つまり、会社の大きさや見た目の華やかさだけで、企業の良し悪しを判断するのは危険と言えます。
優良の定義とは何なのか?
では、何をもって優良な企業と判断すれば良いのでしょうか?一番大切なのは、独自の技術やサービスを持っているかです。これがあれば、シェアを獲得する事ができ、事業を有利に進めることができます。しかし、これだけでは優良とは言い切れません。何故なら、技術やサービスが良ければ良い程、他社から追随され、時間と共に陳腐化してしまうからです。これを避けるためには、意思決定が速く、市場の変化に柔軟に対応できる事が大切です。 この様な企業は大手企業より、むしろ中小企業や、会社の歴史が浅い伸び盛りの企業、地方都市に本社を置く地場企業などに多い傾向にあります。これらの企業はあまり目立つ存在ではありませんが、事業の先行きは明るいと言えます。また、新聞や経済紙などで特集記事が組まれたり、この様な企業を分析し、紹介している書籍も出版されているので、情報収集してみると良いでしょう。